2022年12月23日(金) US進学総研
2022年度の大学進学率は前年度から1.7%増の56.6%で、過去最高を更新。2022年12月21日発表、文部科学省の学校基本調査(確報値)で明らかになった。男女別に見ると、男子1.6%増の59.7%、女子1.8%増の53.4%となっており、女子の伸びが若干大きい。
※2022年度の18歳人口は、1,121,285人(前年より19,855人減)。大学進学者数は、635,156人(前年より8,116人増)。
秋田県と福井県の2県で大学進学率が減少しているが、他はすべて増加
都道府県別に見てみると、全体的に大学進学率が上がっているのが分かるが、秋田県(-1.3%)と福井県(-0.8%)だけは前年比マイナスとなった。2021年度大学進学率の伸びが大きかったことも要因だと考えられる。
大学進学率が特に高いのは、東京都(76.8%)・京都府(70.9%)・山梨県(67.8%)。京都府は2022年度で70%台となった。山梨県は、前年よりも3.2%増加している。
大学進学率が低いのは、秋田県(39.6%)・岩手県(39.7%)。47道府県の中で30%台なのは、この2県。次いで、山口県(40.3%)・宮崎県(40.5%)・大分県(40.7%)と続いている。
沖縄県は、初めて大学進学率50%台に
沖縄県は、前年より7.2%伸びており遂に大学進学率50%台に。男子8.5%増、女子5.9%増と男子の方が伸びが大きい。沖縄県の高校生がどの都道府県の大学へ進学したかを調べてみると、地元沖縄の大学への進学者も増えているが、東京・大阪への進学者が特に増加しているのが分かる。福岡県への進学者はあまり増えていない。